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野のなななのか

名匠・大林宣彦監督が北海道芦別市を舞台に描いた人間ドラマで、2011年の監督作「この空の花 長岡花火物語」の姉妹編ともいえる作品。ひとりの老人の死によって郷里へ集まった家族の姿と、その老人の人生に大きな影響を及ぼした戦争体験を通し、3・11以降の日本再生のあり方を問う。タイトルの「なななのか」は、四十九日の意。5月17日(土)より公開。(映画.comより)

ストーリー

雪降る冬の北海道芦別市。風変わりな古物商“星降る文化堂”を営む元病院長、鈴木光男(品川徹)が他界する。3月11日14時46分、92歳の大往生だった。告別式や葬式の準備のため、離れ離れに暮らしていた鈴木家の面々が古里に戻ってくる。光男の妹・英子(左時枝)は82歳。光男の2人の息子はすでに他界し、それぞれ孫が2人ずつ。長男の長男、冬樹(村田雄浩)は大学教授。その娘・かさね(山崎紘菜)は大学生。長男の次男・春彦(松重豊)は泊原発の職員で、その妻が節子(柴山智加)。気難しい光男と“星降る文化堂”でただ1人、一緒に暮らしていた孫のカンナ(寺島咲)は次男の娘で看護師。その兄・秋人(窪塚俊介)は風来坊。そこへ突然、謎の女・清水信子(常盤貴子)が現れる。“まだ、間に合いましたか……?”不意に現れては消える信子によって、光男の過去が次第に焙り出される。終戦が告げられた1945年8月15日以降も戦争が続いていた樺太で、旧ソ連軍の侵攻を体験した光男に何が起きたのか?そこには、信子が持っていた1冊の詩集を買い求めた少女・綾野(安達祐実)の姿もあった。果たして信子と綾野の関係は?明らかになる清水信子の正体とは?生と死の境界線が曖昧な“なななのか(=四十九日)”の期間、生者も死者も彷徨い人となる。やがて、家族や古里が繋がっていることを学び、未来を生きることを決意する。(movie.walkerより)

ひとこと

「時をかける少女」や「ねらわれた学園」などなどの映画で有名な大林宣彦監督の最新作です。そういえば大林宣彦監督の作品はあまり観たことがないなぁと思いました。今作は北海道の芦別を舞台に作られた映画ということで、壮大な美しい映像もたくさん観られるのではないかと思います。

 

 

2014年5月17日公開
製作国 日本
配給 PSC TMエンタテインメント
上映時間 171分
監督 脚本 大林宣彦
原作 長谷川孝治
キャスト 品川徹 村田雄浩
松重豊 窪塚俊介 寺島咲
山崎紘菜 柴山智加 内田周作
細山田隆人 小笠原真理子 イ・ヨンスク
大久保運 小磯勝弥 斉藤とも子 
常盤貴子