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ランナウェイ・ブルース

スティーブン・ドーフとエミール・ハーシュが固い絆で結ばれた兄弟を演じたドラマ。2012年ローマ国際映画祭で観客賞や脚本賞など4つの賞を受賞した。3月15日(土)より公開。(映画.comより)

ストーリー

ネバダ州リノの郊外に生まれたジェリー・リー(スティーブン・ドーフ)とフランク(エミール・ハーシュ)のフラナガン兄弟は、幼くして孤児となった。手に残ったのはわずかばかりの金と父親のウィンチェスター銃だけ。フランクは14才にしてハーリーの中古車店で働き始め、オーナーのアール・ハーリー(クリス・クリストファーソン)は彼を息子のようにかわいがっていた。「頭の中に隠れ家を作って、辛いことがあった時はそこへ行け。そして兄さんにも夢を話してやれ」と教え、それからはフランクが紡ぎ出す痛快な冒険譚にジェリー・リーがイラストを描き起こし、日々の辛さを笑い飛ばして生きてきた。かつてフランクには相思相愛のアニー(ダコタ・ファニング)という恋人がいたが、アニーが実の母親に売春を強要されているところを偶然見てしまい、その光景が頭から離れないフランクはアニーを遠ざけていた。アニーは母親から逃れ、今はエルコに移り住み、フランクへの愛を忘れられず「今でも思っている」と手紙を送るのだった。ある冬の日、ジェリー・リーは交通事故で子どもを死なせてしまう。自責の念に駆られた彼は、自殺をしようとするが死にきれず、病院に担ぎこまれる。そんな中、警察の追及を逃れるため、逃走用の車を入手しようとフランクは久しぶりにハーリーの中古車店を訪れる。アールは今でもフランクを思いやり「胸を張って生きていけ」と勇気づけるのだった。兄を病院から連れ出したフランクは、車をアニーが住むエルコに向かって走らせる。再会したアニーは、今も変わらぬ愛と優しさでフランクを包み込むが、フランクは自分だけが幸せになることに後ろめたさを感じていた。繊細で孤独な弟の幸せを何よりも願うジェリー・リーは、そんなフランクの背中を優しく押す。しかし、足の怪我を悪化させたジェリー・リーは急速に体調を崩し、兄弟に残された時間はあとわずかとなっていた……。(movie.walkerより)

 

 

2014年3月15日公開
製作国 アメリカ
配給 熱帯美術館
上映時間 85分
監督 アラン・ポルスキー  ケイブ・ポルスキー
脚本 ミカ・フィッツァーマン=ブルー  ノア・ハープスター
原作 ウィリー・ヴラウティン
キャスト エミール・ハーシュ スティーブン・ドーフ
クリス・クリストファーソン ダコタ・ファニング
ジョシュア・レオナルド