ある過去の行方

イラン映画で初めてアカデミー外国語映画賞を受賞、ベルリン国際映画祭でも金熊賞を含む3冠を達成した「別離」(2011)のアスガー・ファルハディ監督が、初めて国外を舞台に撮り上げた長編作。子連れのカップルが再婚を考えるが、娘の告白がきっかけで、それぞれの過去や本心が次々と明らかになり、見えなかった真実が浮き彫りになっていく様子をサスペンスタッチに描いた。主演のマリー役は「アーティスト」のベレニス・ベジョで、カンヌ映画祭女優賞を受賞。4月19日(土)より公開。(映画.comより)

ストーリー

フランス人のシングルマザー、マリー=アンヌ(ベレニス・ベジョ)は夫と別れて4年。正式な離婚手続きをとるため、今はテヘランで暮らすアーマド(アリ・モッサファ)をパリに呼びよせる。アーマドがかつて妻や娘と過ごした家を訪れると、そこではマリー=アンヌの新しい恋人サミール(タハール・ラヒム)親子との新生活が始まっていた。だが、マリー=アンヌとサミールが再婚する予定だと聞かされたアーマドは、彼らの間に不穏な空気を感じ取る。そんな中、長女リュシー(ポリーヌ・ビュルレ)との関係に悩んでいたマリー=アンヌから、娘の本音を聞き出してほしいと頼まれたアーマドはリュシーから衝撃の告白を受ける。やがて、彼らが背負う過去と数々の真実が浮かび上がり、マリー=アンヌとサミールはそれぞれの過去にひきずられながら、自ら運命を変えていくのだった……。(movie.walkerより)

ひとこと

アスガー・ファルハディ監督の作品といえば2011年の「別離」がかなり面白いみたいですがまだ観ていません。「別離」も決して派手目ではなく、今作の予告編もどちらかというと地味目?の映画っぽいですが、かなり面白そうではあります。人間の闇をサスペンスタッチで描かれているというとこに興味があります。

 

 

2014年4月19日公開
製作国 日本
配給 ドマ=スターサンズ
上映時間 130分
監督 脚本 アスガー・ファルハディ
キャスト ベレニス・ベジョ タハール・ラヒム
アリ・モッサファ ポリーヌ・ビュルレ